脱酸素剤にはいろいろなタイプがあるようです。
反応原理で分類してみると以下のようになるそうです。

1 鉄分、鉄化合物の酸化反応を利用したもの。
2 有機系化合物お酸化反応を利用したもの。
3 その他

このうち、鉄分、鉄化合物の鉄系脱酸素剤が最も利用されているそうです。
その中でもいろいろな種類があるそうです。

1 食品の水分を利用して反応するタイプ
比較的水分含有量が高い食品で、その中の水分を利用して反応が進んでいくものだそうです。
反応性にも優れ、速効型だそうです。

2 自己反応型
水分の活性がとても低い食品となると、食品の中の水分が利用できないということになります。そのため、脱酸素剤の中に反応に必要な水分を含ませているタイプがあるそうです。
用途に応じて、即効性、遅効性といろいろな種類があるそうです。

3 ガス置換型
酸素の吸収と同時に炭酸ガスやアルコールが発生するタイプがあるそうです。
炭酸ガスが発生するタイプは、減圧によって容器が変形することを防止しないように使用される場合がありますが、食品の中に炭酸ガスが溶解して、味が変化してしまったり、嫌気性微生物の一部を増殖させてしまう場合もあるそうですから、注意が必要となるそうです。
一方で、炭酸ガスは好気性菌やカビの増殖を抑える機能をもっているそうです。
アルコールが発生するタイプは殺菌が目的となるそうです。

4 ガス吸収型
包装食品から発生する炭酸ガスを吸収してくれるそうです。
焙煎したコーヒー豆は包装した後も炭酸ガスを多量に発生させているそうです。
このため袋が膨張したりするそうで、ガス吸収型は、レギュラーコーヒー用として開発されたそうです。

いろいろな脱酸素剤製品が発表され、使用されていますが、そのうちの70%以上が日本の企業が売り出しているものだそうです。
製品の主な原料は、ほとんどが鉄粉だそうです。

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