金属箔は、光線を完全に遮断してくれます。また酸素も全く通さないということで、酸素や水蒸気の影響を受けやすい商品の保存に適しているといえます。アルミニウム箔には、厚さ10μm前後のものが家庭用のクッキングホイルとしてよく見ると思います。レトルト食品の袋やトレイのカップには、6μm〜200μmの厚さのアルミ箔が用いられています。アルミ箔は、オーバーラップ用として酢酸ビニルを表面に塗ったのが板チョコ用です。またバター用は、酢酸ビニル塗布バーチメント紙と貼り合わせたものです。ワックス塗布薄葉紙と貼り合わせたものがチューイングガム用となります。また、スナック菓子用の紙コップや小ポジット缶は、アルミ箔と紙とを貼り合わせたものが使われます。レトルト食品は、遮断性のあるプラスチックとの積層小袋が使われます。食品衛生法では、油脂などの酸化による品質の低下の恐れのある内容物の場合は、遮光性があって、ガス透過性のない包材で包装するように定めてられています。アルミ箔を用いた袋が使われています。レトルト食品n袋には、紙箱に入った三層構成のものと、スタンディングパウチのもの、袋だけで外装のない四層構成のものがあります。練り歯磨き用などは多層のラミネートチューブにもアルミ箔が用いられています。金属箔のトレイやカップには、容器の側面やフランジ部にシワの入ったものを用いるのが日用品用、菓子用、冷凍食品用です。ゼリー用やジャム用には、内側にプラスチックを塗布しています。また、レトルト用には内外面にフィルムを貼り合わせたものとなります。蓋材にポリエステルフィルムに20〜40μmのアルミ箔を貼り合わせて、内側にホットメルト接着剤を塗布しています。