食品の腐食や変質には生物が関わっている

食品包装が包装の進歩の原点であり、それは食品というものが人間が生きていくために必要とされる「衣食住」の一つとなっていることに由来するものだからです。食品はそのままにしておくとすぐ腐敗や変質がはじまってしまうという厄介なものであり、その原因の一つとなっているのがいろいろな「生物によるもの」であることが科学の進歩で分かってきました。一口に生物によるものと言っても、食品の中に含まれている「酵素」や、さらに空気中や周辺から侵入する「微生物」などいろいろなものが考えられます。しかも、これらの生物がまわりの環境条件、たとえば酸素や温度、水分、水素イオン濃度(pH)などで変質などの具合も変わることがわかっていました。そこで導きだされてきた対策が、外部から食品を遮断する「包装」と食品自体に含まれる酵素の活動を抑制する「食品加工技術」と言われています。