医薬品を包装する容器には、大きく分けて三種類のものがあります。ひとつ目は密閉容器です。個体の異物が入ることを防ぎ、箱や紙袋が該当します。錠剤や散剤、トローチ剤、カプセル剤などです。湿気が薬剤に影響を与える場合には、防湿性のあるものを選びます。次に、気密容器です。瓶や缶、PTP包装が該当します。シロップ剤や点眼剤、経口ゼリー剤、軟膏、クリーム剤などです。個体・液体状の異物が侵入することを防ぎ、気密容器によって風解や損失を防ぐ効果もあります。水分の蒸散が影響を与えてしまう場合には、低水蒸気透過性の容器などを使って対策をします。三つめは、密封容器です。こちらはバイアルやアンプルなどが該当し、気体が侵入することを防ぐ効果があります。注射剤や、吸入エアゾール剤などに使われることが多いそうです。