パッケージの寿命と一致する紙製品を見つけるための研究が始まりました。品質と製造コストを両立させるため、研究チームは入手できるあらゆる酵素を評価していきました。バイオマスを分解してパルプの生産に乗せるのに7日から10日かかりました。これは商業ベースにのせることはできませんでした。そんな中、研究チームは、パルプ化のプロセスを1〜3時間に短縮できる酵素を発見しました。酵素分解モデルでは、化学パルプ製造工程に比べて、エネルギー使用を40%、水の使用を90%削減することができるということです。この研究チームを持つ会社は、酵素に関わる17件もの世界特許を出願しています。nPulpの生産を中国で行っています。中国は6億トン以上の藁が廃棄されているといいます。nPulpを使って輸送用ダンボールを始めに使用しています。