包装というのは包装された物品を保護するというのが一番の役目だと思います。保護性のひとつとして、バリア性というものがあるかと思います。包装の世界でバリア性というのはガス遮断性や防湿性ということを指すそうです。包装材料がもつ固有の特性に起因するということで、用途によって包装資材を選定することが重要となるそうです。安定性というのも重要です。安定性というのは、特定の状態、雰囲気でも変化しない耐性のことだそうです。

船舶の輸送中で高温多湿になってサビが発生したり、汗が出たりで物品が破壊されるようなことがあってはならないと思います。そんなことになったら包装としての役割を果たしていないということになるかと思います。物理的強度にもある程度耐えることも必要となってくるかと思います。

個別の包装ということになると、包装機械適性というのが求められるかと思います。

また包装機械適性と輸送・工業包装の荷役などの包装作業もあるそうです。包装機械適性では、ヒートシールなどの密封技法が大切だそうです。シールが完全性が求められるそうです。それと同時に、大量のものを均一にかつ衛生的に包装されることが必要となってくるそうです。

輸送・工業包装の包装作業というのは、荷役、保管、包装、開梱などの作業面と、安全作業性、に抜け、盗難防止性などの安全性が必要とされるそうです。作業ということになると、安全性が最優先されることになるそうです。安全作業を行えるシステムづくりが必要となるそうです。危険な職場や環境が悪い職場では、包装機械やロボットなどの無人化による安全確保が必要不可欠だということのようです。

食品包装の種類

包装乾燥食品の包装には、水蒸気バリア性のあるポリオレフィンやPVDCが適しているそうです。ただ削り節や油脂を含むスナック類は、酸素の影響を受け易いということで、酸素ガスバリア性が高い包材を使うことが必要だそうです。

無菌フィルム包装は、スライスハムやお餅などで使われているそうです。これらはガス置換包装をされている場合がほとんどだそうです。無菌包装は、菌の繁殖やカビの増殖を抑えたりするために、包装の内部は酸素濃度が低いレベルでないといけないそうです。

レトルトパウチの食品は、加工された食品をパウチに充填して密封シールをして、レトルト装置によって加圧加熱殺菌するそうです。殺菌の条件は、パウチの中心部を120℃で4分間加熱するそうです。違う方法を取ったとしてもこの効果よりも上でなければいけないそうです。温度が高ければ高いほど、殺菌時間が短縮できるそうです。食品の品質と生産効率も高くなるそうで、135度での高温短時間殺菌も行われているそうです。

レトルト食品には油が含まれているものが多かと思いますが、レトルト時に高温となるため、酸素ガスバリア性が特に必要になるそうです。現在使用されているのは、アルミ箔をガスバリア性に使用しているものがほとんだということです。

成形容器のレトルト食品用として、アルミ箔/PP系やスチール箔/PP系の多層成形容器が適用されているそうです。蓋材としてはアルミ箔/PP系のラミネート材が使用されていたりします。ベビーフードや珍味のおつまみなどでよく見ると思います。

透明タイプのものは、ミートボールのようなもので使われているようです。業務用の大袋ではまた違う構成のものが使用されているそうです。

その他にも、最近の包装ではさまざまな最新素材などが使われています。調べてみるとおもしろいですよ。

難しい常温長期期間の保存

もっとも困難な保存技法は、常温長期期間の保存・流通だそうです。適度の水分と栄養分は、細菌類の絶好の生育条件となるそうです。常温長期間、保存するには、細菌類の繁殖を抑えなければならないそうです。細菌類の繁殖を抑えるために昔は、乾燥、塩蔵、糖蔵、燻製、酢漬けなどがあったそうです。これらの伝統的な保存技法は、現代ではなかなか受け入れられないそうです塩分や糖分のとりすぎによる健康被害などが叫ばれているためだと思います。

現在は、常温長期間保存するためには、加熱殺菌、照射殺菌、薬品殺菌、クリーンルームでの包装作業、脱酸素剤を用いた包装技法が採用されているそうです。これらによって食品の保存性は高められているそうです。生活者へ提供する食品のシェルフライフ情報は、製造日表示から期限表示に変更されたそうです。消費者は、製造日表示ということで、商品を新しい日付から購買するというクセが付いていると思います。

そのため充分に美味しさや安全性が保たれているにも拘わらず、日付が古いだけで破棄されているということがあるかと思います。これは資源の無駄遣いにもなりますし、日本の問題である食品ロスの大きな原因であるといえると思います。期限表示に変更してからは、安心して食べられる期間を「賞味期限」として表示しているそうです。ただし、おおむね5日以内のシェルフライフの短い日配食品表示は、「消費期限」を表示しているそうです。

包装には保護性が求められますが、こうした保存できる期間が伸ばすことができるものも要求されているかと思います。最近では家庭で酢漬けや燻製など保存食を作ったりするのも流行したりしています。食品ロスは企業だけではなく国民ひとりひとりが取り組んでいく問題だともいえるかと思います。

微生物を制御する方法

食品によって存在する微生物というのは違うそうです。条件や住む場所によって微生物は特定できるということで、原材料の算出、輸送や保管において他の原材料と混ざらないようにしなくてはならないそうです。もちろん衛生管理という点も徹底しなければならないということだそうです。


食品加工工場においても、原材料が混ざらないような管理が必要だそうです。原材料の交差がないことはもちろん、微生物の抑制・死滅などの処理を行うということが必要です。このことで安全性も高まり、経済的にも有効となるそうです。
微生物の制御としての手段を見ていくと、増殖抑制、静菌、除菌、殺菌、滅菌、遮断、無菌、消毒、抗菌があるそうです。増殖抑制というのは、微生物の増殖速度を遅らせるそうです。主な制御方法として乾燥、塩蔵、pH調整剤、低温、酸味料があるそうです。

静菌というのは、増殖できない状態で生菌数を変化させないようにすることだそうです。増殖速度が0の状態だそうです。冷凍、ガス置換包装があるそうです。除菌というのは、対象物中の微生物を除外することだそうです。方法として、ろ過、洗浄があるそうです。殺菌というのは、生菌数を初期の段階から少なくすることだそうです。または対象とする有害な菌を死滅させることだそうです。方法としては、加熱、紫外線、放射線、殺菌剤があるそうです。滅菌というのは人体に有害なすべての菌を死滅させることだそうです。レトルト殺菌、放射線、殺菌剤の方法があるそうです。遮断というのは、対象物中への外部からの微生物を侵入するのを防止することだそうです。包装、無菌室での作業という方法があるそうです。無菌というのは滅菌や除菌により対象物中に生きた微生物が存在しないことだそうです。

こうした微生物の制御を行うことで、より安全に包装材を利用することが出来るようになるでしょう。包装業界と微生物は切っても切れない関係と言っても過言ではありません。こうした側面からも包装について考えてみてもよいのではないでしょうか。