酸素吸収容器の開発の歴史

酸素吸収剤というのは概念自体は古くからあったそうです。
これが実用レベルとなったのは、積層フィルムの間にパラジウム触媒を挟んで、包装系内に窒素と水素の混合ガスを封入して、残存酵素と水素を反応させて除去する方法を取ってからだそうです。

その後はなかなか、酸素吸収包材の開発は進まなかったそうです。

1989年にコバルト系の有機金属錯体をシランを用いてシリカ担体に固定化したタイプの脱酸素剤が発表されたそうです。
容器に対して使ったのは、ガラス瓶用のキャップのライナーだそうです。
瓶ビールの溶存酸素が低減される効果があると発表されたそうです。
その後は、酸素吸収性キャップライナーの開発が進んだそうです。

 

他にもPET,MXD6ナイロン、ナフテン酸コバルトのブレンドをしたもので、ナフテン酸コバルトの触媒機能によりMXD6ナイロンの酸化反応を利用したものだそうです。
これは飲料用PETボトルとして検討されたりしたそうです。けれどブレンド系ということで、透明性が悪いなどの理由により実用化されることはありませんでした。
日本では、1994年にトレイとして実用化されたものがあるそうです。
還元鉄粉を樹脂に練り込んだタイプのものだそうです。
現在では、無機系、有機系の様々なタイプのものが開発、実用化されているそうです。

食品が入っているトレーは酸素吸収性があるということでしょうか。
食品トレーといっても様々な研究開発が進んでいるということに驚きました。
今はエコの観点からも研究が進められているそうです。