製袋充填包装機の一種であるピロー包装機

ピロー包装機とは製袋充填包装機の一種であり、包装フィルムを筒状に成形しながら内容物を包んで、シールすることで包装する包装機となります。大きく分けて横ピロー包装機と縦ピロー包装機の2つに分けられ、工程の進行方向であったり内容物が液体もしくは粉体、個体によって使い分けられています。この機器を導入することは、他の包装機に比べて省スペースながら、ロールフィルムを使用するため資材コストを抑えることが可能です。
また軟包装であるため物流効率が高いといったメリットが得られます。ただし導入するだけで効率が上がる装置ではないので、効率を上げるためにもシーラーと呼ばれるシールとカットを同時に行う装置の最適な方式を選ぶこと、そして使用するフィルムは内容物に合わせて多種多様なので、最適なフィルムを選ぶことが重要です。

パッケージを考えるときには色彩心理を考慮しよう

商品のパッケージを決めるときには、色彩心理を考慮しながら考えていくことがおすすめです。実は人は視覚情報をとても大事にする生き物なので、選び方を意識すればより効果的なパッケージを生み出すことができます。たとえば、赤は華やかなイメージ、青は落ち着きや安心感、黄色は元気さ、紫は高級感などを演出することが可能です。他にもオレンジであればポップ、ピンクであれば癒しや可愛さなどが感じられます。取り扱う製品に合わせて色を選ぶようにすれば、ターゲットの心に刺さりやすいパッケージにすることができるでしょう。商品のコンセプトに合った色彩を選び、消費者の購買意欲を高められるようにしておくことがおすすめだと言えます。

パウチと機能性の関係について

最近では、消費財メーカーがいろんな硬質容器をプラスチックのパウチに変えていっています。中でもスタンディングパウチというのは、年の成長率6.5%となっています。世界軟包装の会議では、機能性の付与に合わせてパッケージ技術がさらに進化しました。ブランドオーナーの製品の販売戦略と一体化しており、顧客の購買体験を向上させていると言われていますう。

機能性はパウチ成長の推進役となっています。付加価値を高めるスパウトやジッパー、キャップが伸びを加速しています。パウチは、外で食事を取る、スナックなどを食べるといった場面にもとても合っています。リシール機能が付いていると、食品の保存も便利です。散歩しながらも楽しむことができますし、また、賞味期限も伸びるので、小人数の世帯にとっては食品廃棄をへらすこともできます。

軟包装の優位性をデータから見る

軟包装の優位性を各種データを引用して見ていきます。業界規模:アメリカにおける軟包装売上高310億ドル、従業員約7万9000人、全米940箇所に生産拠点がある。サステナビリティ:ガラス容器との対比で、トラック1台分の未充填パウチは23台分のガラス容器に匹敵する。金属缶との対比では、軟包装製造にかかるエネルギーは同容量の金属缶より75%少なく、CO2排出量もまた10分の1に過ぎない。フードロス削減:全米におけるフードロスは40%にも達しているが、軟包装によってこれを大幅に削減することができるとしている。リサイクル:使用済み軟包装のリサイクルにはエネルギー回収も含まれる。軟包装の約50%は多層ラミネート品であり、このマテリアルリサイクルには戦略転換が必要。自治体回収の流れの中でわずか1.6%にすぎない。

AIPIAが発信するトピックス

乳製品の期限切れの廃棄ロスを減らすために、包装ができることとして、ICタグ、示温インキの印刷による製品の温度履歴の管理、包装に組み込まれたバイオセンサーなどがあります。

これによって消費者が消費するのに最適な温度を示すことができるのか、または腐敗による廃棄のタイミングを示すことができるのか、を討議しました。スマートキャップの開発で、ミルクの腐敗を教えるものもできています。

青果物の成熟を遅らせることもできます。青果物の貯蔵寿命を延ばして腐敗による廃棄を減らす解決策も様々に開発されています。スマートフレッシュというものです。

また、バッドに天然由来のフラボノイドと有機酸との組み合わせを配合することで、精肉、鮮魚、青果物それぞれに有効に作用するASBおよびABVの製品化に成功しました。内部の水蒸気によって活性化されます。

余剰設備を活用できるチャンスに

製紙メーカーは水性コーティングの余剰設備を抱えていると言われています。これを活用できる新たな機能性バリアコーティング領域はまさに救いの神といえます。南アフリカの紙パルプメーカーだったSappiという会社は、2008年にフィンランド、スイス、ドイツの製紙メーカーの買収により世界市場に進出しました。現在では、南アフリカ、欧州、北米に生産拠点を持つ世界大手の紙パルプメーカーとなっています。溶解パルプでは世界のトップメーカーです。ドイツのAlfeld工場が特殊の生産拠点で、抄紙機5ラインにより生産能力30万トン/年とのことです。アルミ蒸着やPE/PVDCコーティングなどの後加工用原紙に加えて、特筆されるのが軟包装向け機能性バリア特殊紙です。後加工が不要であることから印刷と製袋後、ただちに包装工程に送ることができます。

シール特性の付与と包装について

シール特性の付与は包装にとってとても重要なチャレンジです。現状では、単に「バイオベース度80%以上あるいはヒートシール層はバイオ由来のポリエチレン」とあるだけでそれ以上の記述はありません。この場合は、たぶんBraskem社のサトウキビ原料のグリーンポリエチレンと推定されますが、コールドシールや容器の蓋材の場合を除いては、100%バイオ由来のヒートシール素材の実現には今しばらく時間がかかるであろうと考えられています。余剰設備を活用できるチャンスでもあります。製紙メーカーなどの活躍が期待されています。その背景には、印刷用紙市場の急落があると考えられます。各社は製品構成の見直しを急いでいます。その多くは包装用途への転換と言われています。しかも水性コーティングの余剰設備を抱えているので、これらを活用できるよう動いています。

マイクロ波誘導熱分解法と包装②

マイクロ波誘導熱分解法を研究したケンブリッジ大学の博士は、当時博士課程の学生を参加させ、特許を世界中に申請し、Enval社を設立しました。2010年にはパイロットプラントが完成しました。

Mondelez、ハインツや、クラフト社など大手の企業から資金援助を得るようになりました。現在のEnval社の取締役はこのプロセスの意義と将来性について、以下のように語っています。「マイクロ波誘導熱分解法とは、プラスチックのような有機物質を、酸素が存在しない状況で加熱、分解するプロセスです。

ほとんどの有機物質は、熱分解できます。紙、プラスチック、食品もそうです。この現象は高温で起こります。有機物質は高温でガス化しますが、冷却、凝縮により油を生成します。

紙から生成された油とプラスチックから生成された油は性質が異なります」

包装とはどのような物か

古代より土器や磁器などは物を運んだり、保管のための入れ物として使われてきましたが、樽やカゴ、ガラス瓶など、包装する容器自体も技術の進歩に伴い、細かい用途に合わせて作られるようになりました。

19世紀に入ると、密閉された瓶詰めや缶詰めが開発され、食品類の長期保存が可能となり、包装によって生活が大きく変化しました。更に、合成樹脂であるプラスチックが開発されると、様々な加工技術も生み出され、包装する素材は飛躍的な進歩を遂げました。

新たな包材の登場は、今まで不可能だった肉や魚などの生鮮食品の流通はもちろん、インスタント食品やレトルト食品、冷凍食品など手軽に食べられる商品の開発にも大きく影響しています。

食品だけでなく、精密機械である電化製品を安全に輸送したり、医療用品・薬品などを滅菌状態のまま清潔に流通させられるようになり、包装は私たちの生活になくてはならないものとなっています。

nPulp使用のダンボールの採用

パッケージの寿命と一致する紙製品を見つけるための研究が始まりました。品質と製造コストを両立させるため、研究チームは入手できるあらゆる酵素を評価していきました。バイオマスを分解してパルプの生産に乗せるのに7日から10日かかりました。これは商業ベースにのせることはできませんでした。そんな中、研究チームは、パルプ化のプロセスを1〜3時間に短縮できる酵素を発見しました。酵素分解モデルでは、化学パルプ製造工程に比べて、エネルギー使用を40%、水の使用を90%削減することができるということです。この研究チームを持つ会社は、酵素に関わる17件もの世界特許を出願しています。nPulpの生産を中国で行っています。中国は6億トン以上の藁が廃棄されているといいます。nPulpを使って輸送用ダンボールを始めに使用しています。